国際カップル あるある生活

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妻がコロナにかかった!

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一か月前の話題となってしまいますが、妻がコロナにかかってしまいました。気を付けていても防ぎようがないんですね。

職場の同僚からうつってしまったようです。やっとワクチンの予約がとれて接種日程が決まった矢先のことでした。なんという悪運・・・。ある日、仕事から帰ってきたら体がだるくて、熱があるとのこと。次の日に保険所へ連絡して指定病院で発熱外来を受けることに。結果、陽性でした。

私の地元では、規定で血中酸素飽和度の値が93以下でなければ、入院できないため自宅療養の羽目に。熱は37~38をウロウロ・・・。倦怠感がすごく、味覚障害もでました。食欲もなくなって、みるからにつらそうな状態が続きました。保健所へ入院要請するも先の条件を満たしていないため拒絶されます。ちなみに酸素飽和度については諸説あるようで95以下だと中等症の危険ありとしている情報もあったりで、何が真実かがよくわからずでした。少なくとも私の地元では、規定値である93という値には何の根拠もなく、単なる入院患者の足切りで使っているだけの数字でした。それが証拠に「93と94の違いについて教えてくれ!!」といっても、誰も答えられずでした。何で93は入院で94だと自宅療養なんでしょうか?全く根拠が分かりません。患者が納得行く説明が欲しいものです。毎日、保健所と喧嘩です。コロナを診断してくれた病院の先生も看護師さんもとてもよい人たちで、心配していただき何回も電話をくれました。それなのに保健所ときたら・・・。他に優先度が高くて重篤な患者や入院ができない人たちがいるのもわかるのですが、マニュアル通りの対応しかしてくれなくて、本当にヤキモキしました。

妻は日に日に元気がなくなっていき、93を下回るのなんかを待っていられず、強く訴えてやっと入院の方向へ。案の定、CTをとってみると肺炎が発覚。一般的に7日目ぐらいで重症化の兆しがでるようです。妻も感染してからちょうど、7日目でした。レムデシビルの投与を開始。

患者の増加に伴い病床の空きもなく、保健所含めた医療関係者の心身ともに相当な負担がかかっているというのは理解しているつもりですが、対応に少し疑問を感じました。

病院の先生曰く、自宅療養で肺炎になっている患者は相当数いるということでした。また自宅療養中に重症化し亡くなられている人もいるという報道もよく耳にしてました。とにかく不安があれば保健所へはためらわず強く主張すべきだと感じました。

外国人は入院も大変

コロナの場合には、私が付き添うことやお見舞いもできません。何が言いたいかというと妻自身で自覚症状を伝えたり、医者や看護師の話すことをきちんと理解するというのがひとつのハードルとなりました。大きな病院でも中国語が話せる医者や看護師がいるところはごくまれでしょう。やはり「言葉の壁」というのはこういうところにも影響がありますね。私は、ほぼ毎日病院に電話して状態や注意事項などを聞いて、本人にLINEで伝えたりしました。

おそらく本人も言葉もあまりわからない中で、コロナの感染、入院・・ととても不安だったことだと思います。

中国との医療体制の違い

妻が言うには、中国の場合だとコロナ感染者はすぐ入院でき、治療ができるそうです。そのため日本の医療体制にすごく不安を感じたそうです。中国は決議や実行力は日本とは比較にならず、早いですよね。コロナ対策も政府が強制的な指示を出して実行しました。違反者には刑罰や罰金などを課せたり、コロナ患者受け入れの病棟も数日で用意したり。一党のメリットや政治力が強いというのもあると思いますが民族性もあるんでしょうね。日本は審議や実行にとても時間がかかります。慎重さやリスクのトレードオフに重きを置いて、なんでも時間がかかってしまう気がします。日本の場合、「車が欲しい」というニーズに対して軽トラでいいのにフェラーリを提案するようなところがあります。国際競争で結構破れてしまう場面も。・・・おっと、コロナの話から飛躍してしまいました。

ちなみに私は濃厚接触者でしたが、陰性でした。市からレトルト食品やインスタンス食品などは送ってもらって食料確保はできていたものの、二人で寝込んだり、入院している姿を想像すると・・・本当に恐怖でした。

みなさん、コロナには十分注意してください。昨今は感染者も減少し、病床の空きもできてきているようですが、油断大敵です。人類が撲滅できたのは天然痘だけなのですから。

飛沫感染が主な感染原因のようですが、マスクで口や鼻は守れても目は守れません。目からも感染するようですよ。外出時には眼鏡をしたほうがいいのかもしれません。

現在は妻は元気を取り戻し、保健所からはコロナ解除宣言もだされておりますが、それにしても今の医療体制を考えると今後、コロナの再拡大や違う感染症などに対して大きな不安が残りました。