日本で働くために日本語は必要か - 国際カップルあるある生活

外国人向けの求人

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それにしても台風、すごかったですね。今年はどうしたのでしょうか？被災地の方々の懸命な復旧活動に対して心から応援を申し上げます。

久しぶりの投稿になります。

外国人配偶者が来日したら、一人でいるときは何をして過ごすのでしょうか？趣味やショッピング・・・。人それぞれだとは思いますが、働きたい！と思っている人もいるはずです。ですが、外国人が日本で働く場合の最大のネックは日本語のレベルです。

日本語のレベル判断をするのによく基準にされているのが、日本語能力試験（JLPT）です。N1～N5に分類されているのですが、簡単に説明すると以下のようになります。

N５：読み書き、聞き取りともにあいさつ程度。まさにカタコト。

N４：日常生活内の日本語をある程度理解できる。

N３：読みや聞き取りに関して、前後関係から意味を理解できる。

N２：日本語の生活には、ほぼ困らないレベル。

N１：ビジネス会話などもOKレベル。

他にも日本語検定などもあるようです。で、求人情報などを見ていると、N１～N３レベルを必須としているものが多いです。もちろん、N4、N5でも大丈夫なものもありますが、ある程度の希望職種で求人を探すとほぼ間違いなく高い日本語能力を求められるようです。

カタコトレベルでの仕事はあるのか？

答えから言うとあります。日本語をあまり使わなくてもよい工場の作業や調理場などの仕込み、皿洗いなどの比較的単純な作業です。

ですが、先述したように選り好みをしてしまうと日本語レベルN3以上は必須です。例えば、ファッション販売、化粧品・・・接客を伴うようなものですね。

私の妻は、中国人なのですが日中はやることもなく暇を持て余しているので仕事をしたいという強い願望がありました。話しはそれますが、中国女性は日本女性と違って結婚したから専業主婦になるという考えがあまり一般的ではなく、結婚していてもしていなくても働き続けるという人が多いですね。自分の金は自分で稼ぐというのが基本姿勢なのでしょう。

妻は化粧品や美容に関する仕事に興味があったので、求人案内をネット中心に毎日のように探し回ったのですが、妻のレベルで可能そうな求人を見つけることはできませんでした。ハローワークにも行って、外国人向けの仕事を紹介してもらったのですが、「日本語をもう少し取得しないとムリ」とはっきりと言われてしまいました。妻はとても落ち込み、かわいそうだったのですが、これが日本で働く場合の現実なのです。妻は工場で技能実習経験があったので、工場でもよいことを伝えたのですが、こんなことを担当者から言われました。

技能実習生の時と違い、日本人の労働者と同じ扱いをされる。そのため、ミスなどを犯すととても叱責される。（つまり、技能実習生はある程度特別な扱いをされていたのかもしれないが、今回は容赦がないということ）
外国人の仲間がいるとは限らず、イジメにあうことも多い。
結果的に、日本がとてもいやになることがある。
うつ病になったり、帰国してしまうこともある。

とても良いアドバイスをいただいたと思っています。もちろん、職場によって境遇は違うとは思いますが・・・。

まだまだ日本は外国人に対してオープンではない

オリンピックも２０２０年に控え、国際化が進む昨今ではありますが、日本はまだまだ外国人に対してオープンで寛大な国ではないと思います。やはり、毎日のように報道される外国人犯罪や韓国との確執など、さまざまな要因があるのでしょう。もともと日本は鎖国主義的なところもありますしね。在留資格取得の緩和に対してもかなりもめていましたよね。まぁ、これは難民を受け入れるというリスクあってのことかもしれませんけど。

また、日本人はヨーローッパ諸国やアメリカへのあこがれの念は強いが、アジア諸国を下に見ている風潮があるように感じられます。とても残念なことですね。

外国人は、日本人よりも勤勉で非常に真面目な仕事をする人もいます。日本人に人気がないような仕事、例えば介護なども前向きに取り組み日本社会へ貢献している人もかなり多いのです。

願わくは、報道においても外国人のマイナス的なトピックスよりもプラス面のことをもっとクローズアップしてほしいですね。