国際結婚 婚姻届受理証明書の翻訳
意外に申請書、証明書などの中国語翻訳は難しい
中国人と日本で先に結婚した場合には、婚姻届受理証明書を婚姻届を行った市役所から取得して、外務省→中国大使館(東京の場合、2016年頃に文書の認証については大使館ではなくて中国ビザセンター:神谷町プライムプレス8階に移管)の順で公印をもらう必要があります。
中国大使館のホームページに申請書が用意されているのでダウンロードして必要事項を記入のうえ、申請してください。なお、婚姻届受理証明書と身分証明書も忘れずに。それと各一部ずつコピーの提出も求められますので、コピーもとっておいてください。
申請時に発行までの希望を3種類から選択できるようになっています。
特急(二日以内:11,320円)
急ぎ(三日以内:9,456円)
普通(四日以内:5,160円)
ただし、発行手数料が異なりますので注意してください。神谷町のビザセンターの場合は、相談や受付などは全部日本語で丁寧に対応してくれます。また、中国人からの申請だと価格が安くなります。具体的な価格まではわかりませんが、結構違うようです。「今後は、何か文書の承認が必要だったら奥さん(中国人)から申請したほうが得になりますよ」と受付のときにお姉さんが丁寧に教えてくれました。
認証を貰うことで日本国内からの正式な証書とみなされる
この認証を貰わないと日本国内からの正式な証書として認められず、中国の民政局等で提出した際に不許可となります。相変わらず、国際結婚の面倒さがつきまといますね。(ちなみに、日本国内での婚姻届は大抵の市役所で申請は可能ですが、婚姻届受理証明書は申請した市役所のみで取得可能となるため、地元の市役所に届け出るのがベターです。)
受理証明書の中国語翻訳は自分で行いましょう
さて、この婚姻届受理証明を取得したあとは、中国語に翻訳して、いざ中国へ!相手の居民戸口簿の婚姻状態を『既婚』にしましょう・・・といきたいところなのですが、この中国訳が結構大変なんですよ。もちろん中国語が堪能であれば問題ないのですが、戸籍関係の書類等は独特な言い回しになっており適切な中国語を見つけるのは一苦労です。中国人でも適切な中国語に訳すのは難しいかもしれません。例えば、「戸籍の表示」ってそのままの翻訳で通じるのか?ネットを徘徊しても出回っている情報のほとんどは、何故か韓国語が多いんですよね。こういった文書を有償で翻訳してくれる専門業者もいますが、相場は大体3,000円〜10,000円程度はかかるようです。こういった業者を使うのも手ですが、婚姻届受理証明書は内容がシンプルなので自分で翻訳してしまいたいところです。
ネットでかき集めた情報ですが、以下を参考にしてみてください。
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受 理 証 明 書 → 受理证明书
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氏名 → 姓名
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届出 → 交提
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婚姻届 → 结婚申请
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届出日 → 申请日
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事件本人 → 事件本人
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届出人 → 申请人
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妻 → 妻子
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夫 → 丈夫
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本籍 → 原籍 or 戶籍
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国籍 → 国籍
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中国 → 中华人民共和国
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生年月日 → 出生年月日
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配偶者氏名 → 配偶姓名
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以下余白 → 以下空白
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届出の要旨 → 申请要点
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発行番号 → 发行号码 or 發行序號
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上記の届出は 令和元年7月10日 受理したことを証明する。
→ 证明上面的申请于2019年7月10日被受理
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この証明書用紙には「すかし」等の不正防止処置が施されております。
→ 此文件用紙經浮水印等防偽處理。
私がよく使う翻訳ページです。
なお、余談ですが、必ずしも中国語訳が必要なわけではありません。中国語での手続き先に前もって訳文が必要かを確認しておきましょう。