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国際結婚の離婚率

国際結婚は離婚率が高いと言われているが何故か

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意外にも多い有名人の国際ビッグカップ

昨今は日本でも有名人の国際結婚が話題になり、昔に比べるとかなり国際結婚の「市民権」も認められてきたように思います。最近の話題では、台湾のナンバーワン女優の林志玲(リン・チーリン)様!がEXILEAKIRAさんと結婚しましたね。・・・大好きな女優さんだったので個人的には大ショックだったのですが。古くは、ビートルズジョン・レノンオノ・ヨーコやF1レーサーのジャン・アレジ後藤久美子、デヴィ婦人とスカルノ大統領・・・以外にも日本人とビッグカップルというのは多いんですよね。

一体、世間では国際結婚に対してどのようなイメージがあるのでしょうか?本題に行く前に日本人は諸外国ではどのように思われているのでしょうか?ネットで検索した情報を集めてみました。

外国人から見た日本人のイメージ

[日本人]

  • 礼儀正しい
  • 真面目
  • 本音と建前がある
  • 行間、空気を読む(読まない人は嫌われる)
  • 勤勉
  • 温厚

「礼儀正しい」「真面目」というのは日本人に対して よく聞く言葉です。私個人としては、「本音と建前」というのが日本人の特徴をよく表していて外国人にとっては最も理解しづらい特徴だと思います。以前に私の外国人の友人から「どうして、日本人は本音をはっきりと言わず、本当に思ってないことを話すのか?」と質問され、回答に困ったことがありました。日本では、昔からそれが美徳とされてきており、親や学校からも「良いこと」という教育を受けています。また、「空気を読む」というのも同様に外国ではあまりない気質だと思います。どちらかというと外国人は自分の感情をストレートにぶつけてきます。文化の違いといえば、それまでなのですが国際化、競争化の時代では諸外国に遅れをとる一つの要因にもなっているのかもしれませんね。

男女別で見た場合にはどのように思われているのでしょうか?

 

[男性に対して]

  • シャイ
  • おしゃれ
  • 気が利く
  • 優しい
  • 家事ができない(家でずっとゲームをしていそう)
  • 家族よりも仕事が大事
  • 背が低い
  • 自己主張が弱い

男性の特徴として、なんとなくですが「草食系」のイメージが強いようですね。「家でずっとゲームをしていそう」というのは、笑えます。ただ、昨今の若者を象徴するようなイメージです。一方、女性に対しては以下のようなイメージだそうです。

[女性に対して]

  • かわいい
  • つくしてくれそう
  • 肌が綺麗、美意識が高く女性らしい
  • 優しい
  • ブランド思考
  • まわりと比較したがる
  • 軽い
  • 外見を気にしすぎる

以前にバリ島、タイに行ったことがありますが、現地で仲良くなった男性に「日本人は色が白くて、小さくて可愛い。どこか子供っぽいところがあって人気があります」ということを聞きました。

外国人にとっての日本人の魅力、日本人にとっての外国人の魅力

生活水準や経済的な面、相手への愛情や愛着、相性というのも当然ながら恋愛や結婚の決め手となるのは国際結婚においても当然ですが、それに加えて外国人にとっては自国にはない魅力が日本人の男女にはあるのは確かでしょう。逆にいうと私達、日本人が外国人に対して思う気持ちも同様で、日本人にはない魅力が外国人にはあるのです。これが、国際結婚における特徴というかメリットなのではないでしょうか。例えば、日本では未だに男性優位の風潮があり、女性への配慮が足りないシチュエーションをよく見かけます。それに対して、外国人男性の女性への配慮は目を見張るものがあります。女性にとっては、外国人男性の優しさに触れると「日本人男性のデリカシーのなさ」をあらためて痛感するかもしれません。一方で、外国人女性はというと、恋愛には一生懸命で真面目で情熱的と言われています。また、自分の感情をストレートにぶつけてくる女性は意外にも可愛く感じるものです。

また、違った考え方として・・・日本人同士では経験することができないことも経験できてしまいます。食事や異文化、相手の母国での色々な体験やコミュニケーション。これらも国際結婚ならではの大きな魅力だと思います。

  • 異文化とのコニュニケーション(国際交流)
  • グローバルな視点への変化(子供ができれば将来の活躍の場が広がる)
  • 外国語(相手も日本語)の習得ができる

もちろんデメリットもありますが、私は国際結婚による恩恵のほうが優っていると考えています。

国際結婚で円満にやっていくには?

先述のように、国際結婚では相手に対しての愛情以外にも一種の理想や憧れがあるようです。その思いを維持し、互いの文化や考え方を尊重するというのが大事なことだと思います。結婚生活を送ると理想や憧れとは『ほど遠い』という思いをすることもあるでしょう。また、日本文化や日本人気質と違うところも当然ながら多々あります。しかし、国際結婚をしたからには、お互いに寛大になり相手のすべてを受け入れてあげなければなりません。特に日本で生活をする場合、ほとんどの場合は、相手にとって唯一の相談相手や話し相手は自分だけなのです。言葉の壁も多いし、友人や家族も近くにいません。会いたくても海の向こう・・・。ジレンマやストレス、ホームシックと日々、葛藤しているのです。一方で、自分は友人や家族も会おうと思えば、苦労なく会える距離。文化や気質の違いでイライラすることがあっても、そこは寛大に許容すべきなのです。相手は自国を離れ、自分のために日本まで来てくれたのです。相当な覚悟だと思いますよね。

離婚率は高いのか?

世間では、「国際結婚の離婚率は70%」なんて言われていたりしますね。本当なのでしょうか?厚生労働省が公表している平成29年の統計データから以下のようになっています。

  • 日本人同士 34.3%
  • 国際結婚  54.3%

日本人同士の離婚率に対して、国際結婚は20%も高く、なんと54.3%!!!でも、本当の評価なんでしょうか?実は、この値は、下記の計算式による結果です。

A年の離婚件数 ➗ A年の婚姻件数 ※A年とは同じ年という意味

これっておかしくないですか?例えば2019年の婚姻件数が100件で離婚したカップルが50件だったら50%ということですよね。では、50件の婚姻件数に対して50件の離婚だったら100%になってしまいます。2019年に結婚した50件が数年後にどのくらい離婚しているかを評価しないと本当の離婚率はでないですよね。例えば、50件の夫婦が数年後に25件になっていたら数年で離婚に至る確率は50%とかいうなら納得です。そうなんです!離婚に至るまでの期間などが全く考慮されていない式なんですね〜。やはり、メディアのいい加減な統計データに踊らされているのではないでしょうか。

では、実態はどうなんでしょうか?ネットで検索してみたら、同じようなことを疑問に思った方がおりました!しかも、かなり詳しく説明しています。とても良いサイトですね。こういうサイトはどんどん増えて、真実をアピールしていってほしいです。

kokusaikekkon7.comこの説明を読むと、離婚率は日本人とほぼ一緒の30%強らしいです。考え方は色々あるのかもしれませんが、国際結婚は離婚率が高いとは一概には言い切れないようです。

離婚原因は何か

では、実際に離婚原因は何でしょうか?日本人同士の離婚にも通ずるような要因は無視すると以下の3つに要約されるようです。

  1. 言葉の壁(夫婦間、周りの人とのコミュニケーション)
  2. 食事が合わない
  3. 文化の違い

1.の言葉の壁というのはよく聞く言葉ですよね。個人的に思うことは比較的、日本語習得に熱心な相手にとって、日本人側は相手の母国語を習得しようとしないということです。日本に住む限りでは、確かに日本語が重要です。でも、その考え方を改めて見ても良いのかもしれませんね。夫婦間のコミュニケーション向上のために、相手の母国語を習得してみるというのが案外、夫婦円満の近道になるかもしれません。相手にとってみれば自分のパートナーと自分の慣れ親しんだ母国語で会話できるなんて嬉しいに決まっています。相手は、日本語を習得しないといけないというプレッシャーの中で頑張っているのです。また、相手にとっては微妙な言葉のニュアンスを表現できるのは、やはり自分の慣れ親しんできた母国語なのです。これを理解してあげれば、とても夫婦間が良くなっていくのではないでしょうか。国際結婚を選択したということはそういうことだと思います。

これを言われるとしょうがないのですが、2.の食事については、慣れていくしかないですね。たまには仕事から早く帰ってきてお互いの国の料理を一緒に作る・・なんてのも相手の国の料理を好きになっていくきっかけになるかもしれません。

3.の文化の違いについては、色々なケースがあるかと思います。相手が日本の文化になじめないケース、自分が相手の文化を受け入れられないケース・・・。いずれにしろ先述のように相手のことを理解してあげると同時に、相手の母国に対しても敬意と理解を示すことは必要なことです。決して日本式と違うからと言って相手の母国の文化や風習をけなしてはいけません。理解できないのは当然なのですが、それを前向きに良いことと捉え「自分の知らないことが、こんなにあって楽しい」と考えるべきです。そもそも冒頭でも触れたように異文化交流は国際結婚の醍醐味の一つなのですから。

結び

国際結婚の離婚率は思っているほど高くないというのが現状なのでしょう。しかし、離婚率がどうのこうのというより、せっかく見つけた世界でたった一人の人生のパートナー。しかも、日本人にはない魅力やバックボーンをたくさん持っているのです。相手を敬い、自分のことも敬ってもらい素敵な人生を素敵なパートナーと送りましょう。

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